【冬野菜】かぶ
かぶ(蕪)・冬野菜
<特徴>
小かぶが一般的だが、色や形も様々で地域ごとに品種がある
アクが少なく生でも煮ても焼いてもいい、食感や甘味が変化する
歴史
日本には、弥生時代から大陸に伝わり、「日本書記」にも記載がある野菜。
平安時代には、春の七草の一つとされている。
栄養価
①葉の部分(緑黄色野菜)
根の部分の4〜5倍のビタミンC
βカロテン、カルシウム、鉄分
ビタミンC
Cで活性酸素の働きを抑制
→血液や細胞を傷つけるのを抑えて、
免疫力アップへつなげる
ストレスから体を守る働きがある
βカロテン(体内でビタミンAに変換)
強い抗酸化作用あり
→目の機能 、皮膚や粘膜の健康を保つ
カルシウム
骨や歯を作るために欠かせないミネラル
体内にあるカルシウムの99%は骨と歯に存在
→筋肉を動かしたり、精神の興奮を抑える働きあり
鉄分
赤血球の材料でもあり、全身に酸素を送る役割
→不足すると、鉄分欠乏性貧血に。
②根の部分(淡色野菜)
ビタミンC、カリウム、
消化酵素のアミラーゼ、イソチオシアネート
カリウム
心臓の浸透圧の維持、心臓・筋肉機能の調節
→腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制するので、
血圧を下げる効果あり
イソチオシアネート
→発がん物質の毒性を解毒する作用があり、
がん予防。免疫力を高める
<選び方>
ハリがあって、傷がないもの
葉付きのものが良い
<冷蔵保存>
葉と根は分けて保存。3日程度
→一緒にしておくと、根が水分を吸ってしまう。
<冷凍保存>
洗って水気を拭き、葉は3〜5cm、根はくし型に切り
保存袋へ。1ヶ月程度
オススメ「レシピ」
①スープや味噌汁
食べやすい長さに切って、
他の野菜や卵と一緒に。
ビタミンCは熱に弱いですが、
スープにすることで、
流れ出ることなく、体内へ
食感が優しく甘味が増す
②カブとベーコンのガーリックソテー
※葉と根両方使います。
ビタミンAは、油と相性が良く、
吸収率がアップします。
そのほか、
生でサラダに入れたり、漬物にしたり、
さっと茹でて和え物にしたり、
焼いても煮ても美味しいです。
葉を細かく切って、甘辛く炒めて
ふりかけ風にしてもいいですね。
コメントフォーム